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2011年12月23日 (金)

文章と音楽との関係

昨日、ある方から教えていただいたんですが、
最近新潮社から出版された村上春樹と小澤征爾の対談本『小澤征爾さんと、音楽について話をする』の中で、文章を書くことと音楽の関係について触れているんですね。興味深かったのでご紹介します。

以下は、引用(抜粋)です。

「村上 僕は文章を書く方法というか、書き方みたいなのは誰にも教わらなかったし、とくに勉強もしていません。で、何から書き方を学んだかというと、音楽から学んだんです。それで、いちばん何が大事かっていうと、リズムですよね。文章にリズムがないと、そんなもの誰も読まないんです。前に前にと読み手を送って行く内在的な律動感というか・・・・・・。機械のマニュアルブックって、読むのがわりに苦痛ですよね。あれがリズムのない文章のひとつの典型です。(中略)」

「村上 言葉の組み合わせ、センテンスの組み合わせ、パラグラフの組み合わせ、硬軟・軽重の組み合わせ、均衡と不均衡の組み合わせ、句読点の組み合わせ、トーンの組み合わせによってリズムが出てきます。ポリリズムと言っていいかもしれない。音楽と同じです。耳が良くないと、これができないんです。できる人にはできるし、できない人にはできません。わかる人にはわかるし、わからない人にはわからない。もちろん努力して、勉強してその資質を伸ばしていくことはできますけど。」

ほうsign01翻訳にもリズムが大切なんですね。今日、書店で本を探してみようと思いますhappy01

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韓国語」カテゴリの記事

コメント

ほほぅ、これは「音読」しない場合でも頭の中で読むリズムがある、ということでしょうか?
村上さんがそういうやり方で文章を書くとは思いもしませんでした。これから読書をする時に、気をつけて読んでみようかしら(^^)。

「前に前にと読み手を送って行く内在的な律動感」!なるほど、です。どんどん読みたくなる文章って、やはりリズムがあるんですね。
「耳が良くないとできない、わからない人にはわからない」とは、何かドキッとして不安になりますが…~(°°;)))
読んでみたいので、我が町の図書館の蔵書検索したらあったので、予約しました。
興味深い情報、ありがとうございました(*^-^)

ひがなおさんを真似て図書館で検索したら「準備中」になっていましたが、まだ予約は一人だったので予約しました。新しい本なのですね。題名は「小澤征爾さんと、音楽について話をする」でしたね。
ゆうさん、いつも情報ありがとうございます。こうして知らなかった本にも触れることができます(^^)。

ハーちゃんさん
音読しなくても、本を読むる時には読むリズムnoteがあるし、作家が文章を書くときも書くリズムnoteがあるということかしら。

『文章と音楽との関係』の話は、4ページ程にまとめられているんですが、それを教えてくださったのは、韓国語でお世話になったいる方で、わざわざその部分をPDFで送ってくださったのです。

本も、さっそく書店で購入し、とばし読みしてみましたが、(題名、記事本文にもUPしましたhappy01
全体は、かなり本格的な音楽のお話です。

11月30日発行だから、出たばかりの本ですね。なのに図書館ですぐに借りられるというのも嬉しいですね。

ひがなおさん

「わからない人はわからない。」で私もドキッとしましたよcoldsweats02
村上さんは、翻訳もたくさん手がけているので、そういう人のことばとなると・・・ねsign01

二人の対談は、1回ごとにゆるーくテーマを取り上げ(例えば『ベートーベンのピアノ協奏曲第三番をめぐって』というふうに)、話はかなり専門的に、その周辺に自由に広がるのですが、
村上さんは音楽のことを本当によく知っていて、小澤さんもびっくりしているんですね。
お話は音楽をほとんど知らない私でも楽しく読めますが、クラシック音楽に詳しい人だったら、きっともっともっと面白いんだろうにと思いました。

ホワイトクリスマス。朝から東野圭吾さんの本をずっと読んでいます。大掃除もしなくちゃなぁ・・と思いつつ、どんどん本にのめりこんで次のページをめくってしまう・・東野さんの本にもリズムがあるのかな?

ところで、ゆうさん! 今さらですが・・どのようにしてハングルをご自分のものにされましたか?

はるさん
東野圭吾さんの本は、ファンが多いみたいですが、私は読んだことないんですよthink
でも、どんどんのめり込んでしまうのは、リズムのせいかもしれませんね。

ハングルを自分のものにだなんてsign02未だはるか遠い道ですよおsweat02
2004年にドラマに出会って、ともかくハマってしまったんですよね。
それから、韓国語にものめり込んでしまって。
一時期は暇さえあれば韓国語やってましたから。
そして、人との出会い、本との出会いがそれを支えてくれたといいましょうか・・・

今は長ーーいスランプなんですよ。韓国語学習という点ではcoldsweats01

昨日でしたか、朝日新聞にこの本の広告が大きく出ていましたね(^^)。売れるでしょうか?
ゆうさんがスランプ? ホントですかぁ(^^;)。ある程度まで実力が到達してしまった方の「素敵な悩み」かしら? そうなりたいですぅ。

ハーちゃんさん
結構売れるんじゃないでしょうか。著者がネームバリューありますしhappy01

ハーちゃんさんは、スランプありませんか?
実はこれまでもスランプは何度もあったのですが、最初の数年は、何とか乗り越え次のステップにつなげてきたんですよね。
今のは結構ずるずる行ってますcoldsweats01
英語の二の舞にならなければいいけれど。
つまりほどほどのところまで行くんだけど、そこで止まってしまって30年sign01
っていう・・・

やっぱり、辞書なしで本をさらさらとまでいかなくても、なんとか楽しく読み終えるとか、
ドラマやニュースがほとんど聞きとれるとか、何らかの形で韓国語で収入を得るとか、
そこまで行きたいのですが、その大分手前で止まっています。
何とかしたいですが・・・。

ちょっとご無沙汰していました。

村上春樹さんのこの言葉!力強い味方という気がしました。
私も文を書く勉強をしたことはないし、文学好きというわけでもないのですが、以前から文章はリズムだと思っていました。
それが自分だけに通じるリズムなのか、他の人にも同じように伝わるリズムなのか、その辺りが疑問でした。

文字に表すときに、漢字をどれくらい混ぜるか、句読点をどこに打つかで本当にリズムが変わってきますよね。村上春樹さんの動詞の書き方が気になっていたので、そんな理由なのかと思ったりしました。

村上春樹さんの文章が流れるように通り過ぎてしまうのは、心地よい音楽と同じなんだぁ、と今すごく納得できました。

テラさん
元日は実家で過ごし、先ほど帰ってきました。
今年もどうぞよろしくお願いします。

文章にはリズムが大切っていうのは良くわかります。日常的に私たちも、文章書いたらちゃんと流れるか読んでみますよね。

でも、村上春樹さんのことばでちょっとショックだったのは、文章を『音楽』から学んだということ。私あんまり音楽をたくさん聴く方じゃないんですよ。ガーン、だから文章のリズム感も養われないのかな、と。

あけましておめでとうございます。
昨年末に「ぽにょっ会」に入れていただきましたスミレレです。

文章とリズムに関する記載は、村上春樹さんと柴田元幸さんの対談集『翻訳夜話』にもあります。以下、引用です。
「村上 文章っていうのは人を次に進めなくちゃいけないから、前のめりになるかというと、やっぱりリズムがなくちゃいけない。音楽と同じなんです。だから、たとえば翻訳学校でこうこうこうしてこうしなさいというのは、言うなれば技術伝授というか、一種の形式にすぎないわけで、それを生命あるものとして自分なりにどういうふうに文章の中に実在化させていくかというのは、それは一人一人のセンスの問題になっていきます。」

「できる人にはできるし、できない人にはできません。わかる人にはわかるし、わからない人にはわからない。」「センスの問題」などと言われてしまうと、私には一生いい文章が書けない気がしてしまいます。

スミレレさん
そんな対談集もあるんですね。村上春樹は英語の翻訳を随分手がけているみたいですからね。でも、あんまり読んだ記憶がありませんがcoldsweats01

センスっていうのは、生れついてのものなのでしょうか。それなりに磨かれていくものなのでしょうか。

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